研究課題/領域番号 |
04306004
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
板倉 安正 滋賀大学, 教育学部, 教授 (20027824)
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研究分担者 |
菊地 章 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20127822)
西村 治彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40218201)
森田 譲 佐賀大学, 教育学部, 教授 (00039257)
松原 伸一 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (30165857)
亀山 寛 静岡大学, 教育学部, 教授 (70022308)
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キーワード | 情報基礎教育 / 教員養成 / 教員研修 / 指導・評価法 / 教育課程 / 情報教育 / 情報処理教育 / 教材開発 |
研究概要 |
平成5年度は前年度の研究の経過と反省を踏まえつつ次の項目について研究を進めた。 (1)生徒にコンピュータへのアレルギーを起こさせることなく、円滑に情報処理学習に導入するとともに、興味・関心を喚起させ、学習意欲を高めることのできる指導方法、評価方法のついての昨年度の検討結果に基づき、さらに、実践授業研究を通して、指導・評価方法の有効性を確認する。 (2)生徒の理解を深めることのできる優れた教材の改良についてさらに検討する。 (3)優れた情報処理教育を推進する教員の資質を向上させるための教員養成・研修のモデル案を作成する。 (4)引き続き、諸外国の同じ様な教育課程について調査し、比較検討を行う。 これらの各研究項目毎の実績は広い範囲にわたるが、まとめると次のようである。 (1)指導・評価法では、生徒の主体性を引き出す指導法やプログラム作成を主とする指導法を確立し、その有効生を実証することができた。 (2)教材作成では、ファジーエキスパートシステムの構築,情報コードの学習教材化,音声を教材化するソフトの開発を行い、教材の多様化を一層進めた。 (3)教員養成・研修では、長崎県のアンケート調査や学校内での体制作りに務め、研修のための環境作りの一定の成果を認めることはできるが、教員の資質を確認するまでには至らなかった。 (4)諸外国の調査として韓国との交流をまとめた。 2年目の研究としてほぼ当初の目的を達成することができ、全体の報告書をまとめる段階までになった。
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