• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

ライフサイエンスの推進力としてのウィルス研究の方法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04306022
研究機関京都大学

研究代表者

畑中 正一  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)

研究分担者 佐々木 和夫  京都大学, 医学部, 教授 (20025539)
関口 睦夫  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00037342)
冨澤 純一  国立遺伝学研究所, 教授 (60227618)
豊島 久真男  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (90029760)
伊藤 嘉明  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80004612)
キーワードライフサイエンスセンター構想 / ウイルス研分館構想 / 民間資金 / 研究高度化 / 教育・研究体制の再編成
研究概要

ライフサイエンスの推進力としてのウイルス研究の新しい研究方向を探るため、平成5年3月3日、京都市左京区、芝蘭会館において研究会を開催した。
議論の集中した主要な点を下に記す。
(1)研究処点としてのライフサイエンスセンターの設置。京都大学ウイルス研究所に分館を設置し、ライフサイエンスセンターとし、研究の飛躍的な高度化と研究領域の拡大を計る構想がある。一方マサチュセッツ工科大学教授、ウイルス研究所客員教授の利根川進博士も日本に同様の研究センターを設立したい意欲を持っており、この2つを融合して、ウイルス研究所分館/ライフサイエンスセンター構想が形成されている。この構想につき討論を行ったが、21世紀に向けての研究推進方策として望ましい動きであるというのが大勢の意見であった。
(2)国立の研究機関と民間資金について。上記センター構想の骨子の1つは、国立の研究機関として基幹部分を構成し、民間資金による財団を設財してその支援のもとに研究体制を強化するというものである。これは従来あまり例のない構想であるので質疑が集中した。この点に関しては詳細につき更なる具体策の検討をすることとなった。
(3)京都大学、あるいは他大学、研究機関における同様の構想との整合性について。上記構想は京都大学一部局の問題ではなく、全学的あるいは全国的な視野で考えるべきものである。従って京都大学内あるいは他研究機関における同様の構想との整合性を検討した。京都大学では多学部にまたがった大型の医学・生物学教育研究体制の再編計画があるが、現時点どはその計画は長期的展望として扱われており、近末来に目立った動きは予定されていない。従って上記構想がこの大型再編計画の一部として、先行するものとしてとらえられるべきものであると考えられた。今後これらの議論をふまえ更に検討を加えることとなった。

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi