研究課題/領域番号 |
04352012
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木下 肇 東京大学, 地震研究所, 教授 (10110347)
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研究分担者 |
嶋本 利彦 東京大学, 地震研究所, 助教授 (20112170)
笠原 順三 東京大学, 地震研究所, 教授 (70012953)
玉木 賢策 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50188421)
島崎 邦彦 東京大学, 地震研究所, 教授 (50012951)
瀬野 徹三 東京大学, 地震研究所, 助教授 (10216567)
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キーワード | 多圏地球相互作用計画 / リズム / 永底堆積物 / 月一地球系 / 全地球史解読 / 地球環境 / 地球システム |
研究概要 |
80年代の固体地球科学の国際共同計画であったDELP計画後に、多圏地球相互作用計画(MULTIER)が推進課題としてとりあげられている。本総合研究は、MULTIERの視点からの平成6年度交付重点領域研究申請準備を目的とするものである。まず平成4年8月下句京都で万国地質学会が開かれた際、研究者が集まり、申請すべき課題の調査を行なった。昨年度申請領域「多圏地球」でとりあげられた課題の一つである「多圏相互作用-リズム」を中心としては、という意見が多くみられた。そこでリズムグループは、9月17-19日水沢において、重点領域研究立案にむけて勉強会・構想検討会を開いた。上の方向は、10月29日執行委員会において採択された。この会議では以下ような重点領域研究を申請することを決定した。 重点領域研究の大局的な目標は、過去40億年間における地球の歴史を記録している唯一の連続記録媒体である永底堆積物の情報を物理学の方法で解読することとする。これによって解明する具体的な重点目標は「月-地球系の天体力学進化と地球環境の変動」とする。申請領域名は「全地球史解読」とし、班構成は、総括班、とる班、とけい班、よむ班、もでる班とする。申請代表者は、熊沢峰夫(東大理学部)、事務は瀬野徹三(東京大学地震研究所)とする。 重点領域研究申請準備をさらに進めるために、平成4年12月3-4日シンポジウム「全地球史解読-宇宙のリズむと地球システムの変動」を開いた。そこでは研究内容を討議すると同時に、重点領域研究申請の具体的作業計画を作成した。平成5年度に入ってからは、執行部が頻繁に集まり、また関連分野研究者は準めて会議を開き、重点領域の研究内容の基本構想・戦略を煮詰め、申請書の作成を行なった。
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