研究概要 |
女性の社会的地位と役割を規定しあるいは妨げている要因を社会学的に究明するために、平成4年度に於ては、次のような研究と活動を実施した。 1.日本の女性の地位と役割に関する実証的研究-女性の職業・学歴・家族内役割・社会活動などについての女性の意識及び行動を明らかにするために (1)東北4県(福島,宮城,岩手,山形)に於て、高校生の母親6000名を対象にアンケート調査を実施し (2)その結果得られた資料をコンピュータに入力し、単純集計結果を出した。 (3)更に同様の調査をポーランドに於ても実施した。 2.女性の地位と役割について国際比較を行い、女性の歴史的役割及び社会構造、価値観との関係を明らかにするために、ヨーロッパに於ける女性の地位と役割、女性解放運動の動向などについて、文献による調査を行った。 3.女性の地位と役割に関する内外文献のデータベースの作成一洋文献700冊について検索用リストを作成した。 4.女性の地位と役割に関する内外文献の収集・整備-女性問題関連の図書と、CD-Book 86/90等より精選し、和書157冊洋書79冊を収集した。
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