研究概要 |
女性の社会的地位と役割を規定しあるいは妨げている要因を社会学的に究明するために、平成6年度に於ては、次のような研究と活動を実施した。 1.女性の地位と役割に関する実証的研究 -女性の職業・学歴・家族的役割・社会活動などについての女性の意識及び行動を明らかにするために (1)東北四県(福島,宮城,岩手,山形)の女性6000名を対象に実施したアンケート調査の結果を分析しそのまとめを行った。 (2)高齢女性16名を対象に実施したライフヒストリーの聴き取り(面接)調査の結果の分析とそのまとめを行った。 2.欧米文学の中で女性解放の視点から描かれている女性像についての考察を行った。 3.「保母の地位」に関する調査を実施し,その結果を分析した。 4.「性別役割意識の形成と教育」について中学校の教師と生徒を対象に調査を実施、その結果を分析した。 5.内外文献のデータベース作成を前年にひき続いて実施した。 6.3月末に刊行予定の「研究成果報告書」を、現在、編集中である。
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