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1993 年度 実績報告書

ヨーロッパ史における差別と迫害

研究課題

研究課題/領域番号 04401012
研究機関早稲田大学

研究代表者

小林 雅夫  早稲田大学, 文学部, 教授 (10120916)

研究分担者 大内 宏一  早稲田大学, 文学部, 教授 (30063788)
野口 洋二  早稲田大学, 文学部, 教授 (40063549)
安斎 和雄  早稲田大学, 文学部, 教授 (80063395)
栄田 卓弘  早稲田大学, 文学部, 教授 (10063330)
野崎 直治  早稲田大学, 文学部, 教授 (90063255)
キーワードヨーロッパ / 差別 / 迫害 / 地域 / 民族的対立 / 宗教的対立
研究概要

「差別と迫害のない社会はなかった」と考えるならば、歴史上に差別と迫害の具体的事例を探すことは極めて簡単である。だが、その実態や背景や歴史的意味を検討することはそれ程容易ではない。
差別や迫害には、民族的差別、宗教的差別、経済的差別、法的・社会的差別あるいは性差別などさまざまなものがあり、その背後にはその社会が抱える階層間格差、宗教的対立、社会的習慣の違い、地域的格差(経済的、社会資本的格差)、民族的対立などさまざまな複雑で深刻な問題があるのが普通である。また、差別と迫害には精神的・物質的なものばかりでなく、長いヨーロッパの歴史上には戦争や死といった悲惨な結果を引き起こした危険な差別や迫害も数多くあった。さらに、現代世界でもあちこちで生命を脅かす差別と迫害は続いており、大勢の死者が発生している。
ところで、このテーマの研究も分野によって当然現在の研究水準が大いに異なる。そして、研究水準が高く史料が豊富な分野では従来の研究を把握するだけでも多くの努力が求められる。本研究の各分担者はそれぞれの分野の専門家であり、各人は時間的にも空間的にも大きく異なる分野、つまり古代シュメール、古代ローマ、中世初期、中世後期、西欧近世、さらに19・20世紀ヨーロッパ諸国といった各時代、各地域の、且つ性格もさまざまな差別と迫害の解明に努力してきた。さらに、これまでの研究成果を踏まえて、差別や迫害を引き起こした原因を検討していきたい。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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