研究課題/領域番号 |
04401016
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研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
宮里 政玄 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 教授 (30044811)
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研究分担者 |
毛利 勝彦 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 助手 (00247420)
大内 浩 国際大学(日米関係研究所), 助教授(主任研究員) (40213631)
奥田 和彦 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 教授 (60160800)
丸茂 明則 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 教授 (30190565)
細谷 千博 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 教授 (60017564)
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キーワード | 国際統合 / 地域統合 / 地域主義 / EC / NAFTA / AFTA / ASEAN / ブロック化 |
研究概要 |
平成5年度は、前年度に引き続き研究分担者がそれぞれの分担に基づいて個別研究を行い、その報告を順次実施した。 第1回研究会(93年9月)では、吉森 賢研究員が「EC企業に対するECの影響」、第2回研究会(同10月)では、毛利勝彦研究員が“NAFTA and the Environment"、第3回研究会(同12月)においては、大矢根聡研究員が「韓国のNIEs化/NIEs後をめぐる貿易レジーム」、第4回研究会(94年1月)には、丸茂明則研究員が「NAFTAと米国産業」、第5回研究会(同2月)には宮里政玄研究代表者が「クリントン政権とアジア」、第6回研究会(同2月)には遊 仲勲研究員が「中国系経済の発展と中国系『経済圏』」、さらに第7・8回研究会(同3月)には細谷千博および大内 浩研究員がそれぞれ「欧州統合-安全保障問題と米欧関係」「中国とアジア太平洋協力」を報告した。 その結果、経済的観点から言うと、再興という立場の欧州、反応あるいは防御的色彩の強い北米、発展思考のアジア・太平洋、といったそれぞれの地域の立場の相違によって統合のダイナミクスが異なること、また、地域統合の形態そのものも大きく異なる点、特にアジア・太平洋、そして中国系経済圏の相違の理解が非常に重要であるということが改めて指摘された。また、国際政治学あるいは国際関係論の基本的な枠組みに影響を及ぼす出来事が発生しつつあることは注目すべきであるとの指摘がなされた。
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