研究課題/領域番号 |
04401020
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
天野 敦子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10024019)
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研究分担者 |
渡邊 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20024086)
野村 和雄 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90024083)
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キーワード | 生体情報 / 児童生徒 / 教職員 / 学習活動 / 生活行動 / 健康調査 / 冷え症 / 不定愁訴 |
研究概要 |
【平成4年度】 ・前期(5〜8月)は、本年度の研究計画を進めるとともに、前年度までに行っていた小学生(4、5、6年生)の学習・生活行動と健康に関する調査研究のデータ整理を行い、論文発表した。また、測定に関しては、大学生を対象に学内で予備実験を開始し、今後の本実験の立案を行った。また、アンケート調査に関する項目・内容の整理を行った。 ・中期(9〜12月)は、女子大学生約20名を対象に温熱負荷と体温調節、冷水負荷と重心動揺等の測定実験を行った。その結果、冷え症を訴える群と訴えない群では抹消皮膚温の調節機能に差があることが示唆された。また、冷え症を訴える群は負荷後に重心位置がかかと側へ移動することや重心動揺面積が大きいことが認められた。一方、全国の女子大学生約300名を対象に冷え症を中心としたアンケート調査を行った。その結果、全体的には冷え症を訴える群にBMIが低く、また自律神経系の愁訴が多いことが認められた。さらに女性教師・看護婦それぞれ約500名を対象に不定愁訴に関するアンケートを調査を行った。その結果、30代、40代以上の自律神経系の愁訴が多いことが認められた。 ・後期(1〜3月)は、サーモトレーサーの納入があり、男子大学生4名を対象に、温熱負荷と体温調節等の測定実験を行った。一方、女子大学生約250名を対象に冷え症を中心としたアンケート調査の追加を行った。さらに、女子高校生約1000名を対象に同様調査を行った。いずれも現在、結果を合析中である。 すベての結果について全体的に生活行動や生活パターンからの分析を進めている。
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