研究課題/領域番号 |
04401020
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
天野 敦子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10024019)
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研究分担者 |
渡邊 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20024086)
野村 和雄 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90024083)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | 生体情報 / 児童・生徒 / 教職員 / 学習活動 / 生活行動 / 健康調査 / 冷え症 / 不定愁訴 |
研究概要 |
本研究を通して得られた結果を箇条書きにする。 ・女子大学生約20名を対象に温熱負荷と体温調節、冷水負荷と重心動揺等の測定実験を行った。その結果、冷え症を訴える群と訴えない群では抹消皮膚温の調節機能に差があることが示唆された。また、冷え症を訴える群は負荷後に重心位置がかかと側へ移動することや重心動揺面積が大きいことが認められた。 ・全国の女子大学生約300名を対象に冷え症を中心としたアンケート調査を行った結果、全体的には冷え症を訴える群にBMIが低く、また自律神経系の愁訴が多いことが認められた。 ・女性教師・看護婦それぞれ約500名を対象に不定愁訴に関するアンケート調査を行った。その結果、30代、40代以上の自律神経系の愁訴が多いことが認められた。 ・女子高校生約1000名を対象として行ったアンケート調査のなかから、生活習慣およびダイエット行動に関わる項目について検討した結果、生活習慣についてみれば、"小-中-現在"につれて、運動時間の減少、就寝時間・睡眠時間の不規則性や"夜型"移行がうかがえた。ダイエット行動については、非肥満群の"やせ"志向がみられた。 ・成人男子2名を対象に、環境差による生体情報の変動をみた。10℃の環境では、皮膚温は末梢部分の下半身で経時変化が著しい。職業適性検査、クレペリン検査においては、30℃の環境で筆記の作業能率の上昇がみられた。 ・大学生を対象に食生活と体温についての測定実験、および、中学生を対象に、生活行動と生体情報について、アンケート調査を行ったが、結果については、現在整理中である。
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