研究課題/領域番号 |
04402007
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三本木 孝 北海道大学, 理学部, 教授 (60000791)
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研究分担者 |
平尾 健一 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (60001757)
野村 一成 北海道大学, 理学部, 助教授 (80128579)
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キーワード | ベチガード塩 / スピン密度波 / SDW / スライデイング / 狭帯域雑音 |
研究概要 |
(1)結晶作成と評価 スピン密度波状態を示すベチガード塩のなかで、AsF_6塩の良質結晶を作ることに成功した。Br塩は溶媒をかえて作成をくりかえしている。 (2)半金属SDW相の存在の確立 高圧・低温でオーミック伝尊度の活性化エネルギーを測定した。不純物濃度の高い結晶の場合には、不純物の寄与を補正して系統的値を得た。その結果から高圧で金属的伝尊を示すスピン密度波(SDW)相の存在を確めた。 (3)過渡的な電圧振動の観測 SDW相非線型領域でパルス電流に対する応答に振動成分を観測した。その振動数は直流応答の狭帯域雑音の振動数に一致した。 (4)CeO_4塩でアニオン秩序度をかえて転移温度を制御した。しきい電場の温度変化からアニオン部分秩序のピン止めポテンシャルを論じた
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