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1993 年度 実績報告書

磁気ディスクのトライボロジにおけるミクロ破壊のリアルタイム観察と破壊機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04402022
研究機関九州大学

研究代表者

村上 敬宜  九州大学, 工学部, 教授 (10038010)

研究分担者 小野 文慈  九州大学, 工学部, 助手 (60224276)
鳥山 寿之  九州大学, 工学部, 助手 (30227681)
小林 正木  九州大学, 工学部, 助手 (90037789)
野口 博司  九州大学, 工学部, 助教授 (80164680)
山本 雄二  九州大学, 工学部, 教授 (10037997)
キーワードトライボロジー / 破壊力学 / リアルタイム観察 / 磁気ディスク / 微小硬度 / 弾塑性解析 / 薄膜 / ヤング率
研究概要

本年度の研究成果は次のようにまとめられる.
(1)磁気ディスク摩耗試験機を用いて,磁気ディスク表面の損傷に及ぼすヘッドの荷重の影響を調べた.その結果,ヘッドの荷重が増加すると磁気ディスクとヘッドに作用する摩擦係数が増加することや摩擦力はヘッドの荷重に依存することが明らかとなった.また,ヘッドの長時間繰返し接触によって,磁気ディスクの破壊が急激に発生する限界の荷重が存在することを明らかにした.
(2)油圧サーボ疲労試験機を応用した繰返しすべりピンオンディスク試験装置をSEMに組み込んで,磁気ディスクの損傷機構のその場観察を行った.その結果,ディスク表面に摩耗跡が形成される限界の繰返し数が存在することが明らかにされた.この摩耗跡は,ディスク表面層の疲労過程により形成されること,摩耗跡が観察できる限界繰返し数を支配する因子として接触荷重や潤滑条件が考えられることを明らかにした.さらに,磁気ディスクの品質の優劣の相対比較を迅速かつ簡便に決定する方法を提案した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 村上敬宜: "Damage of Hard Disks in Continous Sliding Test" 日本材料学会第7回破壊力学シンポジウム 講演論文集. 123-126 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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