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1992 年度 実績報告書

熱水一岩石反応過程の鉱物化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04403013
研究機関広島大学

研究代表者

竹野 節夫  広島大学, 理学部, 教授 (00033829)

研究分担者 鈴木 盛久  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (10033888)
早坂 康隆  広島大学, 理学部, 助手 (10198830)
星野 健一  広島大学, 理学部, 助手 (80190198)
渡辺 洵  広島大学, 理学部, 助教授 (80033900)
北川 隆司  広島大学, 理学部, 助手 (70112167)
キーワード全自動強力X線回折装置 / リゼーガング組織 / ろう石鉱床 / 熱水変質組織 / 熱水変質 / 層状珪酸塩鉱物 / PDF2検索
研究概要

本研究は2ケ年にわたっての研究が認められているので、今年度は、1)本研究費で購入した最新の全自動強力X線回折装置による解析作業が各種のソフトの利用を含めて充分に行えるよう、ハードとソフトの若干の改良を含めて習熟する事と、2)中国地方の代表的な熱水変質岩の産状調査と試料採取の2点に重点をおいて研究と作業を進めてきている。
全自動強力X線回折装置についらは、定性・定量分析、PDF2検索、格子定数精密化等の各種ソフトの点検の改良に加えて、多数の試料を同時に処理する事を可能にする「自動試料交換器」(10試料)の改良作業をも進めている。
熱水変質岩の産状調査については、中国地方は世界でも有数の「ろう石鉱床」の分布する地域で、とくに広島県庄原地区と岡山県三石地区には、ろう石鉱床を含む著しい熱水変質岩が広く分布していることから、それらを対象として産状調査と、層状珪酸塩鉱物を主要構成鉱物とする多数の変製試料の採取を行ってきている。とくに、研究代表者は、広島県庄原地区の一部に発達する多様なリーゼガング組織に注目し、産状調査と多くの試料を採取した。この組織は、岩石と熱水が反応し、あらたな別種の鉱物集合体がどのように形成されるかを解明するにあたって最も基本的かつ重要な情報を提供してくれるものである。庄原地区で採取した多様なリーゼガング組織を示す熱水変質組織については、今年度購入したX線回折装置による鉱物学的な解析に加えて、微量元素まで含めた化学組成の詳細な検討をはじめつつある段階である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] OHKAWA,M.: "Crystal chemistry of vesuvianite:Site preference of square-pyramidal coordinated sites" American Mineralogist. 77. 945-953 (1992)

  • [文献書誌] KITAGAWA,R.: "Surface microtopographies of pyrophyllite from the Shokozan area,Chiugoku province,Southwest Japan" Clay Science. 8. 285-295 (1992)

  • [文献書誌] UEMOTO,T.: "Geochemistry of gold mineralization and related magmatic events at the Maunt Layshun mine,Queensland Australia" Mining Geology. 42. 361-378 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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