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1993 年度 実績報告書

脳下垂体ホルモンの進化

研究課題

研究課題/領域番号 04404005
研究機関早稲田大学

研究代表者

石居 進  早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)

研究分担者 石垣 春男  早稲田大学, 教育学部, 教授 (60063492)
山本 和俊  早稲田大学, 人間総合研究センター, 研究員
菊山 栄  早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
キーワード黄体形成ホルモン / サブユニット / cDNA / クローニング / アミノ酸配列 / 特異性 / 進化速度
研究概要

ウズラの黄体形成ホルモンのbetaサブユニットとalphaサブユニット分子前駆体のcDNAのクローニングに成功し、その塩基配列から、両サブユニット分子のアミノ酸配列の推定を行った。これらのアミノ酸配列をニワトリ、ウシガエル、数種の哺乳類、2、3種の魚類の対応する分子の配列と比較した結果、alphaサブユニットではアミノ酸配列が動物の間でかなりよく保存されているが、黄体形成ホルモンのbetaサブユニットではそれほででないことが分かった。さらに、後者の配列は脊椎動物の綱で完全に保存されている部分(約45%)とほぼ完全に異なっている部分の二つに分かれていることが判明した。この綱間で完全に異なっている部分は進化速度が速い部分と考えられる。これは、黄体形成ホルモンの受容体との結合は綱特異性が高いという事実に合致していて、綱特異性を決めているのが、この進化速度の速い部分であると結論された。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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