研究課題/領域番号 |
04404046
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松本 脩三 北海道大学, 医学部, 教授 (80000933)
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研究分担者 |
石川 順一 北海道大学, 医学部附属病院, 助手 (40159710)
梶井 直文 北海道大学, 医学部, 助手 (20194730)
崎山 幸雄 北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (80133734)
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キーワード | 慢性肉芽腫症 / 好中球チトクローム重鎖遺伝子 / 遺伝子学的解析 / 点突然変異 |
研究概要 |
我々は15家系16症例のX-CGDでの遺伝的多様性をおもにSouthern法で解析して4家系にそれぞれ異なった遺伝子変異を確認して報告した(Pediatr.Res.31,516-519,1992)。その中の一症例は異常なcytochrome b重鎖を有する患者で、Southern法で得られた情報をもとにreverse PCR法を用いて解析を行い、変異がC→A(Ala→Glu)である事を示した(Eru.J.Pediatr.in press)。cytochrome bが陰性であった一例も同様な方法で検討し、Taq I認識部分に変異があると考え、塩基配列の検索の結果予想通りTag I認識部分にC→A(Arg→Stop)の変異を確認できた(投稿中)。また患者にはそれぞれ姉妹が存在したのでその保因者診断を行い、3例は保因者、1例は正常であると診断した。(平成4年度厚生省特定疾患:第1回免疫下全症候群調査研究班会議)。さらに従来の保因者診断の正確性を遺伝子学的な診断法と比較検討した。(平成4年度厚生省特定疾患:第2回免疫不全症候群調査研究班会議)。現在は他の症例につきreverse PCR法で変異遺伝子の解析を進めているが、中にPCRで増幅したフラグメントの大きさが正常者とは異なる症例も存在し、現在その解析を実施中である。またEBV細胞株を用いた活性酸素産生機構を解析する系を検討中である。 一方CYBA遺伝子の異常と思われるCGD4症例においての解析も平行して行ってるが、CYBAcDNAをプロブとしたSouthern法での検索では4症例とも異常の糸口は見つからなかった。同様にreverse PCRにてcording sequenceに異常がないか現在検討中である。
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