研究課題
本研究の目的は、歯冠微小形態の三次元的観察法を確立することにより、咀嚼機能の発達により変化する咬合小面や接触小面ならびに歯冠修復物の口腔内変化を、形態的及び定量的に測定するシステムを実用化し、咬合の発育過程における形態と機能の密接な関係を明らかにすることである。1.本目的に沿い、レーザービームを用いて高精度に三次元的測定が行える三次元的歯冠微小形態測定システム解析支援システムを購入した。これにより歯冠の微小形態を測定平面を三次元的に標準化させた後、高精度に三次元的計測することが可能となった。2.被験歯20歯を対象として、患者の口腔内にてシーラント損塞前と直後にレプリカ資料を作成し、経時的観察を開始した。3.被験歯20歯を対象として、患者の口腔内にてコンポジットレジン咬合面修復の直前・後にレプリカ資料を探得し、その後の経時観察を開始した。4.咬合接触面と顎運動との間に強い対応関係のあることが認められた。
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