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1994 年度 研究成果報告書概要

復帰20年・沖縄の政治・社会変動と文化変容

研究課題

研究課題/領域番号 04405006
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究分野 広領域
研究機関琉球大学

研究代表者

比屋根 照夫  琉球大学, 教養部, 教授 (10045172)

研究分担者 前門 晃  琉球大学, 教養部, 助教授 (60190287)
赤嶺 守  琉球大学, 教養部, 助教授 (20212417)
渡名喜 明  琉球大学, 教養部, 助教授 (20217516)
仲地 博  琉球大学, 教養部, 教授 (80045202)
森田 孟進  琉球大学, 教養部, 教授 (40045167)
HIYANE Teruo  University of the Ryukuyus, Professor (10045172)
HIYANE Teruo  University of the Ryukuyus, Professor (10045172)
HIYANE Teruo  University of the Ryukuyus, Professor (10045172)
HIYANE Teruo  University of the Ryukuyus, Professor (10045172)
HIYANE Teruo  University of the Ryukuyus, Professor (10045172)
研究期間 (年度) 1992 – 1994
キーワード政治・社会変動 / 文化変容 / 復帰 / 基地 / 本土 / 自然環境 / コミニュケーション / 米軍占領
研究概要

本研究は、復帰後20年を迎えた沖縄の政治・社会変動と文化変容の実態を総括的、構造的に把握することを試みたものである。その結果、明らかとなった成果の概要は次の通りである。
政治・社会(1)復帰後もなお基地が沖縄社会を特徴づけるものであり、今なお米国の東アジア戦略に規定されるという点が、復帰20年を含む沖縄の戦後の変わらない実態であることが明らかとなった。(2)復帰前沖縄の社会制度はさまざまな面で「本土」と異なっていた。本土化は画一化を意味するが、沖縄の歴史、文化との葛藤がさまざまな矛盾を生み、そこに新しい可能性も見出されうることが明らかとなった。(3)復帰の結果、沖縄への公共投資は急激に増加し、自然環境が大きく変化した。
文化(1)米軍基地の存在は、沖縄の文化にも強い影響を残した。それは、住民の心理のありようにまで及んだ。米軍人と住民のコミニュケーションは、米国文化の受容をもたらし、復帰後もそれは沖縄の中に定着した文化となっている。(2)復帰後の急激な「近代化」のなかで、もっとも基礎的な土着信仰も変容しつつ、なお根強く生き残っている状況が明らかとなった。
総体として言えることは、伝統的な文化と社会構造が、米軍占領によって大きな影響を受け、さらに復帰によって急激に変動したこと、それらを含み沖縄の特質は、本土を照射する地位を占めていることを本研究は明らかにしている。

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公開日: 1996-04-15  

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