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1993 年度 実績報告書

古典期アテナイ文化の総合的把握-哲学と文学、及びその歴史的背景

研究課題

研究課題/領域番号 04451094
研究機関北海道大学

研究代表者

田中 利光  北海道大学, 言語文化部, 教授 (80000595)

研究分担者 中澤 務  北海道大学, 文学部, 助手 (10241283)
千葉 恵  北海道大学, 文学部, 助教授 (30227326)
安西 眞  北海道大学, 文学部, 助教授 (90143320)
田中 亨英  北海道大学, 文学部, 教授 (30008958)
岩田 拓郎  北海道大学, 文学部, 教授 (50000568)
キーワード古典期アテナイ / 動物供犠 / 名前の正しさ / パルメニデス / ヘシオドス / アリストテレス / 吟唱詩人 / 目的論
研究概要

最終年度である今年度は、昨年度の研究成果に基づき、各自の分担課題に関する研究成果をまとめるとともに、昨年度同様、本研究の恒常的な研究会である「北海道大学西洋古典研究会」において、学問分野間の対話を積極的にかつ粘り強く実践し、共同して「古典期アテナイ文化の総合的把握」を行なってきた。各研究分担者は資料を収集、整理し、分担課題の研究を進めるとともに、上述の研究会において成果を発表し、批判検討を行った。また、学外から優秀な研究者を研究会・講演会に招き、集中的な議論の場を通じて、そこに現れた問題を含めてあらためて検討を行なうことができた。具体的には以下の5回の研究会と2回の講演会を行った。
【研究会】(1)田中利光「「名前の正しさ」に関するクラテュロス説」、(2)安西眞「ヘシオドス『神々の系譜』の序歌について(Hesiodi Theogonia 1-115)」、(3)中澤務「プラトンの『イオン』における吟誦詩人批判」、(4)岩田拓郎「古代アッティカにおける動物供儀の終焉」、(5)吉武沢純夫氏(静修女子大学講師)「ダナオスの娘たちのヒケテイア(歎願)-Aeschylus:Supplicesについて」。
【講演会】(1)川島重成氏(国際キリスト教大学教授)「イーリスの諸問題」、(2)逸見喜一郎氏(成城大学教授)「ギリシア悲劇断片について」。
以上の研究会等を通じて得られた成果をもとに、各研究分担者および研究協力者は、論文の整備を行ない、報告書にまとめ、印刷を行なった。成果報告書は、大学をはじめとする国内の主要な研究所、および研究者に配布する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 岩田拓郎: "Dipoliastai(ディーポリアスタイ)について(下)" 北海道大学文学部紀要. 42-3. 1-81 (1994)

  • [文献書誌] 田中利光: "ホメロス『イリアス』第一歌(訳解と注記)" 北海道大学言語文化部紀要. 24. (1)-(34) (1993)

  • [文献書誌] 田中利光: "言語接触の諸相-大西洋・地中海言語連合" 北海道大学言語文化部紀要. 24. 10-18 (1993)

  • [文献書誌] 安西眞: "First-Person Forms in Pindar" Bulletin of the Institute of Classical Studies. (1994)

  • [文献書誌] 中澤務: "プラトン『テアイテトス』第二部における虚偽不可能論" 北海道大学文学部紀要. 42-2. 49-72 (1994)

  • [文献書誌] 中澤務: "プラトンの『クラテュロス』における「名前の正しさ」" 哲学(日本哲学会篇). 44. 1-10 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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