研究課題/領域番号 |
04451095
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
有馬 哲夫 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (10168023)
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研究分担者 |
タッド ホールデン 東北大学, 言語文化部, 助教授 (60207058)
石幡 直樹 東北大学, 言語文化部, 助教授 (30125497)
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キーワード | コミュニケーション / コマーシャル / 異文化理解 |
研究概要 |
広告コミュニケーションの日米間の相違を作り出す社会的、制度的要因を考察した。つまり、広告代理店およびマスコミの伝統、組織、システム、自主規制、取引慣行の相違が、アメリカ的なデータ主導型の比較コマーシャルを生み、日本の横並び志向のイメージ中心型コマーシャルを生んでいると考えられる。 こういった相違を、調査によってさらに細かく見ると、日本人とアメリカ人の価値観、コマーシャル観の違いがあることもわかった。概して、アメリカ人はコマーシャルに論理を求め、日本人はムードを求める。アメリカ人はコマーシャルを否定的に受け止めるのにたいして日本人は肯定的に受け止める。アメリカ人は、コマーシャルの社会的役割を重要視して人種や女性の差別についてかなり配慮を求めているが、日本ではコマーシャルにこのような社会的役割を認めてはいない。
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