研究課題/領域番号 |
04451107
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
石垣 健一 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)
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研究分担者 |
後藤 純一 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70234987)
富田 昌宏 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (20122377)
下村 和雄 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (60116217)
西島 章次 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70116234)
片山 誠一 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70047489)
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キーワード | 環太平洋経済 / 国際協力 / 国際貿易 / 経済的相互依存 / 直接投資 / 日本経済 / アジア・太平洋 / ODA |
研究概要 |
本研究の目的は、国際協力と経済発展、貿易、直接投資等に関する理論的研究を踏まえて環太平洋諸国における国際協力の現状と問題点を明らかにすることにある。とくに環太平洋経済全体とそれを構成する主要国経済各々からみての国際経済協力の現状と問題点を多面的、かつ多角的に明らかにしたいと考えている。このような目的を達成すめために、環太平洋経済全体に関する研究と個々の構成国の経済および国際協力についての研究とが有機的に組み合わされる必要がある。後者の個別研究については、別紙に示されているような個人の研究がなされている。これらの個人研究の多くはDiscussion Paperの段階にあってまだ最終論文ではない。個々の研究を全体の研究に有機的につなげるための研究会を開き、討論を行っている。石垣の研究論文は、オーストラリアにおける金融自由化が自国とアジア・太平洋地域との金融的連関に与える影響についての研究である。片山論文は現実の国際貿易は完全競争というよりも不完全競争下で行なわれており、そのことによって完全競争下の帰結とどのような相違が生ずるかについて理論的検討を加えている。下村論文は耐久消費財と変動可能な時間選好を考慮すれば国際貿易パターンがどのように影響を受けるかを理論的に検討を加えている。西島論文は環太平洋経済の一角を構成するラテンアメリカ経済の現状と課題について分析し、いかなる経済政策を採用すべきかを検討している。後藤論文は新段階にはいったECが日本経済に与える影響を理論的分析を行っている。この他のメンバーも各自の研究担当分野について研究を進めており、来年度にはこれらの成果を統合して、所期の目的を達成することになる。
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