本年度は、「全国貨物純流動調査」、「貨物地域流動調査」、「東京都市圏物資流動調査」等の既存のデータを利用して、都市内の貨物流動の現状を把握すると共に、現状を再現することが可能なモデルの構築を試みた。 モデルとしては、物の流れの最も基本的でかつ重要である流動ロットと配送頻度を決定するモデルの構築を試みた。 東京都市圏物流調査のデータを利用してパラメータの推定を行ったが、(1)データの精度が必ずしも高くない。(2)モデルに取り込むことが可能なデータが不十分であるといった理由のために、必ずしも精度の高いモデルを構築することはできなかった。 上記のデータを補完する意味で品目を限定して、新たな調査を実施中である。
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