研究課題/領域番号 |
04451143
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
奥井 智久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965)
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研究分担者 |
橘川 真彦 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (00114158)
真下 弘征 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (30091820)
小堀 志津子 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (20007991)
櫻井 明久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80116160)
遠藤 忠 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10104118)
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キーワード | 生活科教育 / 大学教育 / 大学教育カリキュラム / 比較教育 |
研究概要 |
本年度究明できた事項と研究の状況は、次の通りである。 (1)国内の教員養成大学・学部における生活科教育の実態 ア 生活科の科目としては、教育職員免許法の規程通り、各大学とも教職専門生活2単位30時間、教科専門生活2単位30時間が開講されている。 イ 生活科教育の担当者は、社会科、理科、教育学を専門とする教官が多く、国公立大学では、家庭科、心理学の専門教官がこれに続いている。また、国公立大学では複数の教官が担当しているのに対し、私立大学では単独の教官が担当している。 ウ 生活科の運営は、国公立大学では運営委員会によるものが多数を占め、私立大学では担当教官に任されている場合がほとんどである。 エ 授業形態は講義がほとんどであるが、観察、製作、表現等については実習を加えているところも見られる。 オ 生活科の設置について、私立大学は大変意義があると評価しているが、国公立大学では意義があるという程度の評価にとどまっている。 カ 生活科教育のスタッフ、設備、予算については、不足を訴える意見が圧倒的多数を占め、今後の充実が望まれる。 (2)諸外国の教員養成大学における生活科類似教科の指導状況 本年度は、アメリカの小学校教科書の収集及び生活科類似教科との比較分析、ロシヤ並びにドイツの類似教科書の内容分析を行った。ただ、これは小学校教育についての検討であって、大学における指導の在り方を調査するまでには至っていない。 (3)わが国の大学における生活科教育カリキュラムの開発 研究分担者が理想とする内容に基づいて、モデルカリキュラムを開発し、図書にとりまとめた。
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