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1993 年度 研究成果報告書概要

生活科における遊び体験が児童の認識形式に及ぼす効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04451147
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関岡山大学

研究代表者

田中 史郎  岡山大学, 教育学部, 教授 (90033183)

研究分担者 長田 久男  岐阜女子大学, 文学部, 教授
阪田 尚彦  岡山大学, 教育学部, 教授 (30033335)
奥野 茂夫  岡山大学, 教育学部, 教授 (90020312)
佐橋 謙  岡山大学, 教育学部, 教授 (80032754)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
キーワード生活科 / 遊び / 自然認識 / 社会認識 / 認識 / 観察及び記録
研究概要

1995年3月に、報告書「生活科における遊び体験が児童の認識形成に及ぼす効果に関する研究」(137頁)を作成し、関係機関、関係者に配布した。その成果の概要は、以下の通りである。
(1)教育学、心理学、生活科の立場からの「遊び」における認識発達研究の概観、および、成城学園の「遊び科、散歩科」授業実践における「遊びと発達」の考察(4-82頁)。
(2)学習指導要領生活及び実践(「実践生活科の授業」18巻、同朋社)における「遊びカリキュラム」を分析し(83-96頁)、遊びの内容の7分類及び4類型化(探索と制作、個別と集団の組合せ)を抽出。
(3)ホ-キンスのmessing about(自由試行)論に立ち、生活科「遊び」における自然認識のあり方を肯定的に示した。
(4)1947年小学校学習指導要領社会科における「ごっこ遊び」の「はい回る社会科」という「社会認識発達」における否定的評価を、生活科「遊び」は超え得ないことを考察。
(5)幼児期における「鬼遊び」における「他者、物、空間に対する関係認知」と「推論形式」の関連性を考察。
(6)岡山大学附属小学校における2年生活科授業実践「子どもの森へ行こう」(奥山学級)の観察・分析。3グループ16人を観察対象。分析観点は関心・認知、イメージ、積極的関与、集団関係・コミュニケーション、規範・生活習慣、身体的技能・能力;資料は、観察者の記録、子どもたちの絵や探検カード、アンケート調査。結論:楽しかった98.2%(109/111人)。[認知](1)子どもの森へどのように行くか(輸送機関利用、時間、運賃、マナー)、(2)遊びの選択、(3)施設や他者の認知:特に施設や他者の認知は多様で、個性的であった。実践の選択、分析方法の問題などの課題を残した。

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公開日: 1999-03-09  

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