現在の可視光リモートセンシングはその計測技法の高度化に比らべ、データ解析は経験的手法にいまだ依存している。研究最終年度にあたる本年度は、いまだ物理的評価がまったく行なわれていない水中照度場における船影の影響を数値計算を用いて行ない、今までの観測法に大きな問題があることを見出した。また解析アルゴリズムの開発において、経験的手法とまったく異なる。物理的プロセスを考慮したインバース法を開発した。しかし本年度開発したインバース法はすべての海域に利用できるが、解の安定性および、基礎データの不足に問題があり、今後これらの解決を必要とする
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