• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

加工特徴表現によるCAMシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 04452124
研究機関北海道大学

研究代表者

岸浪 建史  北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)

研究分担者 田中 文基  北海道大学, 工学部, 助手 (30207138)
キーワード加工特徴モデル / 形状特徴モデル / CAMシステム / CAD / CAM統合 / オブジェクト指向データモデル / 加工意味解釈 / 加工作業モデル
研究概要

設計生産の高度な自動化を進めるにはCAD、CAMシステムの統合が必要であるが、それを妨げている要因として以下の事項が考えられる。
1)設計(CAD)モデルはその製品機能を表現する上で幾何形状と機能要求を中心に表現している。
2)加工(CAM)モデルはその製品を加工する観点からの表現を必要とする。
3)両者のモデルの意図を解釈し変換するシステムが存在しない。このため、CAD、CAMシステムの統合が実現できないでいる。
本研究はこれらの問題点を解決するため、以下の項目に関する基礎研究を行った。
1)加工作業をシステム分析手法(IDEFO)で分析を行い、加工作業を構成する機能モジュールと必要情報の位置付を明確にした。特に製品モデルから加工モデルへの解釈と変換を行う基準を与える加工特徴モデルの役割を明確にした。
2)製品を加工するために加工の観点から製品を表現・記述する方法論を明らかにした。すなわち、製品形状を加工特徴の集合として考え、各加工特徴と構造と表現方法を明らかにした。
3)加工特徴を形状特徴、形状創成機能、工具特徴、加工面特徴の組合せとしてオブジェクト指向言語(EXPRESS-G)で表現した。
4)オブジェクト指向記述言語により、製品形状が持つ加工作業に必要な意味の表現と解釈の基準を与えた。
本年度は加工特徴表現をもちいたCAMシステムを構成する基準モデルを明確にし、システム構築の基礎を構築した。次年度においてはこれらの基礎研究成果をもとに加工特徴表現をもちいたCAMシステムの開発をおこなう。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 涌井 章: "加工作業設計用データベース構築の方法論" Proc.6th Sapporo Int.Computer Graphics Symposium. 149-154 (1992)

  • [文献書誌] 涌井 章: "Machining Application Protocolに関する研究 (第2報)" 1992精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 737-738 (1992)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi