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1992 年度 実績報告書

コンピュータアニメーション自在生成のためのアニメーションデータベースの研究

研究課題

研究課題/領域番号 04452318
研究機関九州大学

研究代表者

牧之内 顕文  九州大学, 工学部, 教授 (30221576)

研究分担者 黒木 進  九州大学, 工学部, 助手 (20225288)
有川 正俊  九州大学, 工学部, 助手 (30202758)
キーワードコンピュータアニメーション / コンピュータグラフィックス / オブジェクト指向データベース
研究概要

3次元コンピュータアニメーションは3次元のシーンを描いたフレームの系列からなり,それらフレームは,3次元物体,カメラ,光源の3種類の実体をもとに構成される.本年度はこれら3種類の実体のモデルのデータベース化を試みた.それらは次の様にモデル化され,データベースの階層的なスキーマを用いて定義された.
1.3次元物体はCADで用いられる形状モデリングの手法を用いてモデル化した.すなわち3次元物体は,このシステムが提供する基本物体の組み合わせによって表現される(ソリッドモデリング).更に基本物体は,それを取り囲む面の集合として表現される(サーフェスモデル).面の集合はそれを取り囲む辺の集合で表現される(境界表現).データベース中の3次元物体は,3次元物体→基本物体→面→辺という階層構造によって表現される.この階層構造を表現するため,データベース中では複合オブジェクトとして表現される.
2.カメラについてはレンズの光学特性によって3種類の,光源については伝播特性によって3種類のモデルがそれぞれ定義された.
モデルのプロトタイプはワークステーション上のオブジェクト指向データベース管理システム(ONTOS)に実装された.それらモデルはいずれも基本的なものであり,次年度はより複雑な事象を取り扱えるようモデルの拡張を計画している.また,これらのデータベースオブジェクトを利用するための問い合わせについても考察した。問い合わせの中でも,3次元物体の衝突回避や隠面消去等の過程で物体の位置関係に関するものが多く行われるため,これら問い合わせの効率的な処理機構を空間データベース(Spatial Database)の手法を用いて実装中である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Kaneko: "Towards Dynamics Animation on Object-Oriented Animation Database System “MOVE"" Proceedings of the 3rd International Symposium on Database Systems for Advanced Applications. (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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