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1992 年度 実績報告書

ラット MHC,RT1クラス2遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04454205
研究機関北海道大学

研究代表者

柿沼 光明  北海道大学, 免疫科学研究所, 教授 (00001735)

研究分担者 幸田 敏明  北海道大学, 免疫科学研究所, 助手 (20170186)
キーワードラット / MHC / RT1.H / HLA.DP
研究概要

ラットの主要組織適合抗原クラスII遺伝子RT1.Hはヒト主要組織適合抗原クラスIIのDPに相当すると考えられているが、これまではRFLP解析によってその存在が示唆されているにすぎず、活性を持つ遺伝子か否かは不明である。またLEC(RT1.H^u)とALB(RT1.H^b)ではHβおよびHαのRFLPが異なり、LEJではHβとHαの間で組み替えを起こしていることが知られている。まずLECのゲノムライブラリーを作成した。そこからヒトのDPβプローブを用いてHβを含むと思われるファージクローンを拾い、それらの制限酵素地図がゲノムDNAのサザンハイブリダイゼーションのDPβ特異的バンドと一致することを確認した。これらのクローンの部分的塩基配列を決定しHβ_1ドメインの構造がヒトのDPβ_1と高いホモロジーを有することを見い出した。 これまでに、LECのHβ全体の塩基配列を決定するためのクローンは精製を終え、全塩基配列を決定中である。他方、LECのHβのうちで繰り返し配列のない断片を選びだし、それをプローブにしてLEJとALBのライブラリーをスクリーニングし、得られたクローンを解析中である。Hαについては、研究は遅れており、DPαプローブで3つのライブラリーをスクリーニングしているところであるが、いずれのライブラリー得られたクローンもHαに相当するものはいまのところ見当たらない。さらにスクリーニングをつづける。この研究を開始したのが多少遅れたために本年度中に論文をまとめることはできなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroaki Fujii: "Polymorphism of the class II gene of rat major histocompatibility complex,RT1: partial sequence comparison of the first domain of the rtaB 1 alleles" Immunogenetics. 33. 399-403 (1991)

  • [文献書誌] Hiroaki Fujii: "Mapping and transcriptional properties of RTl class II region genes" Transplantation. 52. 369-373 (1991)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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