研究概要 |
前2年間の基礎的研究により、本法が臨床応用可能と考え、下記の装置の開発と臨床検床を行った。 1)長さ20cm,8Fのヒト末梢血管に挿入可能で、かつ,350倍に拡大可能な血管内顕微鏡を開発した. 2)閉塞性動脈硬化症例の血管形成術施行時の観察 4例について顕微鏡を左又は右大腿動脈や腸骨動脈内に挿入し、生食の注入による血液の排除下で観察した。その結果、プラークの微小な内皮細胞の剥離,露出した羽腫のイロの、の泡沫細胞が明瞭に分別出来た。 この人体での血管病変の細胞レベルでの観察は世界で初めての成功である。なお、臨床研究かつ侵管的手法であり、今までのところ症例が少なく、早急に症例をふやし、基礎研究で確立した生体染色の手法も加え,血管内病変の細胞別異常を評価し報告書をまとめたい。
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