研究分担者 |
谷下 一夫 慶應大学, 理工学部, 教授 (10101776)
斎藤 浩一 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教務職員 (00205668)
川原田 淳 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (80195164)
戸川 達男 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (40013859)
|
研究概要 |
わが国で開発された人工肺素材と電子機器を組み合わせて,ECMOに使用できる大静脈内留置型人工肺システムを開発することを目的とする.本研究では,実用性に主眼を置き,人工肺の挿入と抜去が安全にできるために,植え込み型人工肺の小型化を指向した.そのために,酸素加のみに人工肺機能をしぼり,その代わりに同時に輸液機能を持たせた. すなわち,開発目標を高圧純酸素ガス使用の盲端型抗シリコーン・ホローファイバと,エチレンビニールアルコール(EVA)・ホローファイバからなる酸素加および輸液用の多機能型小型人工肺とした. 今回は,機能を持たせない理由としての,炭酸ガス除去能について,高圧型気液両相型人工肺EVAホローファイバの特徴について,in vitro実験した. さらに,人工肺と皮膚とのインタフェースにハイドロキシアパタイト皮膚端子の臨床応用を他の疾患について行い,臨床上の問題点について,検討した.
|