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1993 年度 実績報告書

B.gingivalis内毒素の免疫学的活性に関する免疫組織学的検索-in vitroならびにin vivoにおける免疫系細胞への影響-

研究課題

研究課題/領域番号 04454474
研究機関長崎大学

研究代表者

加藤 伊八  長崎大学, 歯学部, 教授 (30005087)

研究分担者 阿部 嘉裕  長崎大学, 歯学部, 助手 (70202687)
谷 芳子  長崎大学, 歯学部, 助手 (90196436)
谷 真彦  長崎大学, 歯学部, 助手 (70188374)
市丸 英二  長崎大学, 歯学部, 助手 (60223111)
原 宜興  長崎大学, 歯学部, 助教授 (60159100)
キーワードB.gingivalis / 歯周病原細菌 / 内毒素 / 歯槽骨吸収 / TNF-alpha
研究概要

歯周病原細菌として知られるP.gingivalisの内毒素の有する免疫学的活性を明らかにするために、in vivoでは歯槽骨の吸収におよぼす影響を、また、in vitroではマクロファージのTNF-alphaの産生誘導能をE.coli内毒素のそれと比較した。
まずマウスの歯肉に内毒素を頻回投与したin vivoの実験では、対照とした E.Coli内毒素投与群で4回投与後に破骨細胞の出現を伴う歯槽骨吸収が見られたのに対し、P.gingivalis内毒素投与群ではあらかじめ内毒素を腹腔免疫していた群で7回、そうでない群では10回投与後に破骨細胞性の骨吸収が観察された。
次にマウスの腹腔マクロファージを用いてそのTNF-alpha産生をみたin vitroの実験では、P.gingivalis内毒素によるTNF-alpha産生はE.Coli内毒素によって誘導されたそれより明らかに低かった。
以上の結果より、P.gingivalis内毒素のin vivoにおける骨吸収活性はE.coli内毒素よりも低く、これにはin vitro の実験で明らかとなったように、骨吸収に関与するサイトカインであるTNF-alphaに対するP.gingivalis内毒素の産生誘導能の低さが一部関連しているのではないかと推測された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池田康男 ほか: "P.gingivalisおよびE.coli由来LPS連続投与によるマウス歯周組織の経時的組織変化" 日本歯周病学会会誌. 35 秋季特別号. 94- (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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