研究課題/領域番号 |
04454536
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
澤田 祐介 名古屋大学, 医学部, 助教授 (20135685)
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研究分担者 |
長谷川 高明 名古屋大学, 医学部, 助教授 (80198720)
鍋島 俊隆 名古屋大学, 医学部, 教授 (70076751)
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キーワード | 中毒情報 / 毒物分析 / 中毒センター / 地域医療 / 情報サービス |
研究概要 |
本研究は、急性中毒症および中毒患者に関する1)情報、2)治療、3)毒物分析の3項目を柱としている。 1.本年度になしえた事柄 1)情報:データ処理は全てコンピューターを活用することとし、まず機種の選定と本体及び付属品、周辺機器の購入を行った。専属研究者ばかりか、多くの臨床医が情報を活用する事を勘案し、最も取り扱いが容易である点、学内の生協が取り扱っており、維持管理が容易に依頼出来る点からアップル・コンピューターを選択した。情報入力・整理・医療機関へのサービスの方法について、特に日本中毒情報センターの御協力を得て、項目別のハード・データを僅かではあるが入力することが出来た。 2)治療:治療の実態と、地域救急医療システムの中における急性中毒患者の取り扱いにつき、複数の施設の見学にとどまった。 3)分析:毒物は(1)医薬品(2)自然物質(3)工業製品に大別されるが、医薬品の分析に関しては現在使用に耐え得るだけの製品が販売されており、国内に既に設置された施設もある。現在仕様と性能を検討しており、次年度にも早急に見学に行く予定にしている。(2)と(3)に関しては手がつけられていない。 2.次年度の予定 次年度は研究代表者の職場が代わるため、今年度末に軌道に乗りかけた情報入力の仕事が遅れる事が懸念される。(1)実際の治療を通じての地域医療圏における中毒センターの必要性の検討。(2)自然物質、工業製品による中毒の毒物分析方法の検討(3)ハード・データの整理が次年度の課題である。
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