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1992 年度 実績報告書

ヒトSOD遺伝子挿入細胞を用いた呼吸窮迫症候群治療法の薬剤学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04454543
研究機関神戸大学

研究代表者

奥村 勝彦  神戸大学, 医学部・附属病院, 教授 (60025707)

研究分担者 岩川 精吾  神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (50168548)
キーワードスーパーオキサイドジスムターゼ / ラット / cDNA / 遺伝子治療 / 呼吸窮迫症候群 / PCR
研究概要

トヒスーパーオキサイドジスムターゼ(SOD)遺伝子をラット細胞に組み込み高濃度かつ安定にSOD蛋白を発現させるための基礎的検討を行なった。まずはじめに、外来遺伝子をラット細胞に組み込むための高率な遺伝子挿入方法を検討した。すなわち燐酸カルシウム法やリポフェクチン法などによりラット細胞(ラット継代培養肺繊維芽細胞、ラット継代培養皮膚繊維芽細胞など)にpRc/CMV、pRc/RSVなどのベクターをトランスフェクションし、その中のネオマイシン耐性遺伝子(Neo^r)発現を指標に至適ラット細胞種、至適ベクター、プロモーターの選択を試みた。その結果、いずれの方法においても、対数増殖期および添加DNA量の増大に伴ってトランスフェクション効率の高まることを観察した。またこの際、PCR法によりNeo^rはラット細胞中にgenomic DNA中に導入されていることが明かとなり、さらにノーザンブロット法を用いることによりNeomycin phosphotransferaseのmRNAが発現していることを確認した。これら安定株はG418添加培養液中にて増殖継代が可能であった。
つぎにヒトSOD-cDNA遺伝子をpRc/CMVに組み込み、ラット経代培養肺繊維芽細胞にリポフェクチン法を用いてトランスフェクションした結果、このラット細胞中にヒトSOD蛋白を高率に発現させることが可能となった。
以上の結果より、外来ヒトSOD遺伝子はラット継代培養繊維芽細胞中で安定に発現することが明かとなった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] R.F.Quijano,et al.: "Effect of atropine on gastrointestinal motility and the bioavailability of cyclosporine A in rats." Drug Metab.Disp.

  • [文献書誌] Y.Kiyohara,et al.: "Systemic effect of epidermal growth factor (EGF) ointment containing protease inhibitor or gelatin in rats wigh burn or open wounds." Bio.Pharm.Bull.16. 73-76 (1993)

  • [文献書誌] H.Hatanaka,et al.: "Tissue distribution of para-boronophenylalanine administered orally as a cyclodextrin inclusion complex to melanoma-bearing hamsters." Pig.Cell Res.5. 38-40 (1992)

  • [文献書誌] K.Okumura,et al.: "Intratracheal delivery for insulin:absorption from solution and aerosol by rat lung." Int.J.Pharm.88. 63-73 (1992)

  • [文献書誌] S.Iwakawa,et al.: "Direct modulation of secretin binding site by gastrin in the rat stomach." J.Pharmcobio-Dyn.15. 437-441 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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