超音波三次元診断装置の高速化を行い、画像抽出に要求時間の短縮を行った。具体的には、4秒間で128枚の断層像をコンピュータに取り込む事が可能となり、三次元画像の作製再構築には早い場合には3分程度、長い場合(精密な大きい画像)には30分程度の時間であった。なお、時間を短縮する事が可能と思われるのでソフト開発を継続する。表示法は多様な形式を考慮したが、それらの臨床事例の作製を行い、甲状腺癌、乳癌、肝癌、胆束結石、膀胱癌、腰部腫癌の三次元画像を作った。これらの画像を〓却した結果、甲状腺癌や乳癌の種算表示に臨床的な有用性を認める事が出来た。肝癌については今後なお、臨床例を増して〓付を〓必要があると思われた。胆束結石、膀胱癌、〓腹膜腫癌などの液状構造内の腫癌の三次元像は大変に有用であり、腫癌の性状を細部にわたり観察可能であり、二次元超音波像では得られない所見が得られた。球面転開図についてのソフトは〓〓であり、継続する。
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