研究課題/領域番号 |
04455022
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
庄谷 怜子 大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (40071211)
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研究分担者 |
許斐 有 大阪府立大学, 社会福祉学部, 助教授 (40170295)
土井 洋一 大阪府立大学, 社会福祉学部, 助教授 (20054661)
川原 佐公 大阪府立大学, 社会福祉学部, 助教授 (50071212)
里見 賢治 大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (90071216)
安藤 忠 大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (80168038)
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キーワード | 外国人 / 在日韓国・朝鮮人 / 在日の生活構造 / 外国人と社会保障 / 外国人労働者 |
研究概要 |
庄谷、中山は前年調査を踏まえ、「在日」高齢者の生活実態調査を、特別養護老人ホーム「故郷の家」、在日の集住地区である大阪市H区N地区で75世帯の調査票による面接調査を、さらにK病院に入院している「在日」高齢者調査を行った。また、H福祉事務所で外国人被保護世帯の統計資料の再集計を行い、外国人被保護世帯の特徴の析出を行った。安藤は、本年度の研究計画にそって、1.5歳児の発達標準化のため大阪府下の市における幼児1500人を対象に調査を行い、発達評価モデルを作製し、また、K市在住の韓国出身主婦の子育て意識を予備的に調査し、今後予定の本調査のための調査票を作製した。川原は、本調査研究計画に即して、在日韓国家庭の保育所利用の実態調査を行うため、大阪市I福祉事務所を訪問し、年齢別保育所入所申込数、措置決定数を調査し、「在日」が措置されている保育所の選択や訪問調査を行い、調査実施段階に入っている。外国籍児童問題を担当している許斐は、大阪、福岡の養護施設入所児童の中の無国籍、外国籍児童の実態について調査を実施した、今後具体的事例の検討を通じて、児童の福祉・権利を保障するための施策等の検討に入る。 今年度調査を通じて析出された制度上の問題点として、我が国の社会保障、福祉制度のもつ排外性等の歴史的特質の解明や国際的社会保障改革の動向に関しては、研究会を開催し、分献収集を現在行っている。
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