研究課題/領域番号 |
04554005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)
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研究分担者 |
鈴木 誠司 浜松フォトニクス(株), 技術部, 主任部員
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
木舟 正 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40011621)
永野 元彦 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (00013384)
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キーワード | シンチレーション光 / 空気シャワー / 宇宙線 / 天体物理 / 高エネルギー物理 / 宇宙 / マルチアノード光電子増倍管 / 大気 |
研究概要 |
本年度は宇宙線飛跡撮像装置の構成要素である固定型反射望遠鏡、焦点面に設置された撮像カメラ、およびデータ収集システム等の個々のシステムを完成させた。 固定型反射望遠鏡は4つのセグメントミラーからなり、口径1.5mである。手動で方位角、高度角は可変であり、任意の方向を向かせることが可能である。撮像カメラは5"角型光電子増倍管4本から構成される。個々のマルチアノード光電子増倍管は8×8のピクセルからなる。この光電子増倍管を4本組み合わせて、256chの撮像カメラを製作した。オンラインシステムはデータ収集システムに実装されるネットワークに接続されたボードコンピューター(VxWorks)とホストのワークステーションで構成することにした。ボードコンピューターの高速性とワークステーションの柔軟な開発環境、優れたマンマシーンインターフェースが利用できるのが特徴である。 これらの個々のシステムは製作が終り、現在組上げの段階にあり、近々、宇宙線撮像装置としての試験を行なう予定である。下に宇宙線飛跡撮像装置とマルチアノード光電子増倍管の写真を示す。
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