研究課題/領域番号 |
04555044
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
辻 裕 大阪大学, 工学部, 教授 (10029233)
|
研究分担者 |
川口 寿裕 大阪大学, 工学部, 助手 (80234045)
田中 敏嗣 大阪大学, 工学部, 助手 (90171777)
吉岡 宗之 大阪大学, 工学部, 助教授 (10029267)
|
キーワード | 空気輸送 / エキスパートシステム / データベース / 混相流 / 固気二相流 |
研究概要 |
1.国内、海外の文献を合わせ、関連文献を約250件を収集した。研究特に実験がどのような条件で行われているか、また結果がどのような形で整理されているかについて調査した。その結果、予想されたことでもあるが輸送特性に大きく影響する粉体物性についてはデータが少なく、結局、粒径と密度程度しか記録されていないことが改めて判明した。ただし他の条件、例えば管路、輸送量などについては一般に記録が完備していることもわかった。 2.以上の調査を踏まえデータベースの構造を検討し、以下のフィールドを設けた。著者、題目、出典、発表年、粉体名、粒径、密度、気体の種類、管路の種類(例、直管、ベンド、水平、垂直、、、)、管材質、管径、混合比、流速、輸送方式(圧送式か吸引式か)、輸送状態(定速か加速か)、必要入力(相関式で計算する場合に必要な入力変数)。 3.粉体名のみが既知の場合、粉体名と粒径が既知の場合、粉体名は不明で粒径と密度が既知の場合のそれぞれについて、検索プログラムを完成した。粒径や密度に関しては検索精度を設定することができるようにした。次に管路の条件を付け加えることによって更にデータを絞り込むようにした。例えば、直管なのか曲管なのか、直管の場合、水平、鉛直、傾斜の別に検索をすすめる。曲管の場合、水平面内、鉛直面内の別について検索を進める。さらに管径による絞り込みが続くようにプログラムを作成した。これによってかなり限定された条件でのデータの検索が可能になった。 4.エキスパートシェルを購入し、簡単な場合についてプロダクションシステム(if then形式)でのルールベースを作成し、定量的な圧力損失の値の推定を試みた。
|