研究課題
試験研究(B)
高周波振動を起こさない能動勾配磁場コイルドラムシステムを試作開発し、高性能MRI装置を試作開発することを目指し、下記の項目について研究した。まず、勾配磁場コイルドラムに発生する衝撃電磁力によるドラムの衝撃応答実験を行い、理論解析と比較検討した。次いで、勾配磁場コイルドラムに発生する衝撃電磁力を圧電アクチュエータの最適配置により外乱相殺できることを理論的に明らかにした。外乱相殺後に残る振動をH∞制御理論により殆ど完全に抑制できることを明らかにした。更に超伝導マグネット中に能動勾配磁場コイルドラムを置き、衝撃電力を加え、圧電アクチュエータで外乱相殺できることを実験的に確認し、設計指針を作成した。なお研究成果を第2回インテリジェント材料国際会議ならびに日本機械学会論文集に発表し、好評を得た。
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