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1993 年度 実績報告書

LSIレイアウト図形処理専用計算機の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04555078
研究機関京都大学

研究代表者

田丸 啓吉  京都大学, 工学部, 教授 (10127102)

研究分担者 寺井 正幸  三菱電機(株), システムLSI開発技術研究所, グループマネージャー
小林 和淑  京都大学, 工学部, 助手 (70252476)
小野寺 秀俊  京都大学, 工学部, 助教授 (80160927)
上坂 達生  熊本電波工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (30213333)
安浦 寛人  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (80135540)
キーワード図形処理専用計算機 / LSIレイアウト / レイアウト検証 / デザインルールチェック / ハードウェアエンジン / 並列処理 / 連想メモリ / 図形演算
研究概要

1.要素プロセッサの開発:平成4年度の研究結果に基づき、要素プロセッサとして、図形処理部とデータ通信部が独立して動作するプロセッサを開発した。データ通信部については、放送される図形データの中から必要なデータのみを高速に授受出来るように、連想メモリを用いてデータ選別を行なう専用プロセッサボードを開発した。図形処理部については、当初CISC型CPUを採用していたが、今年度はRISC型CPUに変更した。昨今、CPU性能の改善が著しい事から、CPUを容易に変更できる構造とすることが望ましい。また、連想メモリを用いた超並列図形処理を計画しているが、これを実行するハードウェアとして連想メモリコプロセッサを設計し、ブレッドボードを試作した。
2.データサーバの開発:要素プロセッサに図形データを放送し、処理結果を収集するデータサーバを開発した。データサーバには、汎用のワークステーションを改造して用いることとした。データサーバと要素プロセッサの物理的接続方法は、VMEバスを用いた。データの放送は、VMEバスでの共有メモリを介して行なっている。
3.並列図形処理ソフトウェアの開発:要素プロセッサでの図形処理ソフトウェアを開発した。また、専用計算機で要素プロセッサを並列に動作させるためのシステムソフトウェアも開発した。また、今年度から、図形処理の手順を並列にスケジューリングし、専用計算機上で並列実行する手法について検討を行なっている。従来手法より優れた解を与えるスケジューリングアルゴリズムを開発した。本アルゴリズムの性能分析を子細に行なうと共に、要素プロセッサの空き時間やプロセッサ間通信時間をより一層低減する手法を検討する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Kobayashi: "A Bit-Parallel Block-Parallel Functional Memory Type Parallel Processor Architecture" IEICE Trans.Electronics. E76-C. 1151-1158 (1993)

  • [文献書誌] K.Tamaru: "The Trend of Functional Memory Development" IEICE Trans.Electronics. E76-C. 1545-1554 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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