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1993 年度 実績報告書

磁性高分子材料による磁性糊の高周波磁束制御とその応用研究

研究課題

研究課題/領域番号 04555091
研究機関岩手大学

研究代表者

岡 英夫  岩手大学, 工学部, 助教授 (50091640)

キーワード磁性流体 / 寒天 / ゼリー / 微粒子 / コロイド / 磁気応用 / 透磁率 / 交流磁化特性
研究概要

磁性寒天を磁性材料に応用するために、磁性寒天の高周波磁気特性を詳細に測定した報告はなく、寒天の高分子内におけるフェライトの磁気モーメントの挙動についても明らかにされた例はない。また、高周波磁気特性の測定法そのものについても、従来おこなわれてきた環状磁心による測定では低透磁率である磁性寒天の場合、漏れ磁束の影響が無視できなくなる。
そこで、本研究では磁性寒天の高周波磁気特性の測定方法として内部励磁法を採用することを提案し、それを採用した場合の試料の誘電率の影響、周波数限界、透磁率測定誤差について述べ、実際に磁性寒天の透磁率を測定した結果を示す。さらに、磁性寒天の磁心損失についても検討し、磁性寒天、並びに磁性流体には渦電流損が存在する可能性があることを示す。
以上の結果より、磁性寒天を磁性材料として応用する場合の基礎的な特性を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡 英夫: "磁性寒天の作製法と透磁率計測法について" 粉体粉末治金協会誌. 41. 125-128 (1994)

  • [文献書誌] 岡 英夫: "磁性寒天の作製法と透磁率計測法について(1)" 磁性流体連合講演会講演論文集. 4-6 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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