研究課題/領域番号 |
04555099
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上田 幸雄 大阪大学, 溶接工学研究所, 教授 (30029037)
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研究分担者 |
正岡 孝司 大阪府立大学, 工学部, 助手 (10244659)
奥本 泰久 近畿大学, 工学部, 助教授 (50247962)
村川 英一 大阪大学, 溶接工学研究所, 助教授 (60166270)
冨田 康光 大阪大学, 工学部, 教授 (30029251)
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キーワード | 線状加熱 / 板曲げ / 固有ひずみ / 縮み / 角変形 / 加熱条件 / 相互影響 / 線形加算則 |
研究概要 |
線状加熱は、ガス加熱および水冷により鋼板に塑性ひずみ(あるいは固有ひずみ)を与え、これにより板を曲げる加工であるから、問題は、どのような大きさのひずみをどの位置に与えるか、また、所定のひずみを得るための加熱条件をどのように設定するかという二つの問題に集約される。 前年度までの研究では、目的として与えられた3次元曲面と、これを実現するために必要な固有ひずみの関係を明らかにし、さらに、所定の面内ひずみ(縮み)あるいは曲げひずみ(角変形)を得るための加熱条件を対象に定量的研究を行った。 本年度は、より実際に即した状況を想定して、格子状あるいは平行線状に加熱を実施する場合の加熱方案をFEM解析に基づき自動生成することを試み、その技術的可能性を示した。さらに、現実の線状加熱では、多数の加熱線が互いに隣接したり交差しており、すでにある程度曲率を持った状態で加熱が施される。このような、加熱線同士の相互影響を明らかにするために、先行加熱による初期残留応力および初期曲率に注目し、それらの影響を検討した。その結果、加熱線間の相互影響は認められるが、量的には比較的小さいので、複数の加熱線が作り出す固有ひずみについて近似的に線形加算則が適用できることが明らかとなった。
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