研究課題/領域番号 |
04555117
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研究機関 | 群馬工業高等専門学校 |
研究代表者 |
池上 充庸 群馬工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80042563)
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研究分担者 |
大崎 展靖 前橋市立工業短期大学, 物理, 助教授 (50233086)
小川 侑一 群馬工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (00152398)
金子 忠夫 群馬工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (40132576)
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キーワード | 非破壊検査 / X線透過試験 / 放射線による調査 |
研究概要 |
(1)コンクリートの厚さとX線フイルム(高感度フイルム例えばHRH等等の濃度の関係を調査をするにあたって、従来調査してきた駆体厚0〜30Cmを25〜50Cmと厚くしてX線透過写真フイルムの濃度測定を行った結果、非破壊検査の可能な駆体厚は25〜30Cm程度と確認された。 (2)イメージング・プレートIPを用いた場合、非破壊検査の可能な駆体厚は36から38Cmぐらいと確認された。 (3)IPを用いて駆体厚を31,36Cmと変えた場合のコンクリートモデル(修理現場から切り取って持ち帰った厚さ16Cmの橋梁床板と厚さ5Cmのコンクリート板を重ねてつくった)のX線立写真の実体視が行えることを確認し、かつ三次元計測が行えた。駆体厚41Cmの場合は三次元観察、測定は両者とも困難であった。 (4)X線管ホルダーの改造は当初予定していたものよりも簡単で能率のよいものを製作することができた。 (5)コンピュータのCRT上で左右両写真を同時に観察し、三次元計測のできるシステムを開発することができた。 (6)東京東庁、建設局、橋梁管理部等と連絡をとり、今後の橋梁調査等について打ち合わせた。 (7)国際写真測量とリモートセンシング学会国際会議(1992年8月2日〜8日於ワシントンDC)に出席し、本システムと適用例について報告した。
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