研究概要 |
昨年度まで使用していた大型のX線発生装置は撮影可能なコンクリートの厚さが30cm以下であり,しかも高画質X線透過画像は得られなかった。そこで本年度は,X線フィルムの代わりにイメージングプレートを用いることを検討した。 イメージングプレートにX線像がメモリーされる原理は、蛍光体の輝尽発光現象による。このイメージングプレートを用いて鉄筋コンクリートブロックの厚さを変えて撮影実験を行った。その結果明瞭とは言えないが、厚さ40cmでも撮影可能であり,これにより薄い場合には画質が大幅に改善されることがわかった。
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