研究課題/領域番号 |
04555125
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
寶 馨 岐阜大学, 工学部, 助教授 (80144327)
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研究分担者 |
陸 旻皎 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (80240406)
本多 潔 三重大学, 生物資源学部, 助手 (40181549)
立川 康人 京都大学, 工学部, 助手 (40227088)
福嶌 義宏 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (00026402)
小尻 利治 岐阜大学, 工学部, 教授 (00026353)
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キーワード | 地理情報システム / 数値地形情報 / 流域管理 / 森林水文 / 水文環境 / 流出解析モデル / 画像処理 / リモートセンシング |
研究概要 |
12月2日に中央大学理工学部において研究打合せ会議を開催し、研究状況の報告、今後の計画等について協議した。本年度の成果の概略を列挙すると以下のようである。 1.淀川流域の水位流量観測所および雨量観測所(約200箇所ずつ)の水文データを、リレーショナルデータベース記述言語であるSQL言語を用いてデータベース化した。また、衛星画像と国土数値情報を重ね合わせ、容易に流域情報を抽出しうるシステムを開発した。 2.衛星リモートセンシングの多次元的データを収集し、土地被覆、植生、土壌水分などのファジィパターン分類を行い、グランドトルースデータと比較した。 3.都市流域の水量・水質管理の実績データを収集し、流域水管理シミュレーションモデルの構成方法を検討した。 4.演習林などの地形・植生のデータベースを作成した。これにより林地の3次元的構造をグラフィックスによって解析するシステムを検討した。また、DEM作成の手法を3通り考え、チベット高原の実地形とモデル地形に適用し、各手法の有効性を検証した。 5.NOAAデータによって算出されるピクセル内積雪被覆率とアメダスデータに国土数値情報に基づく分布型モデルを適用して広域融雪流出解析システムを構築した。利根川上流域においてピクセル内積雪被覆率、残雪量・融雪量分布、融雪流出量を算出し、結果の妥当性を検証した。 6.GISの水文・水資源分野への応用例を調査した。
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