研究課題/領域番号 |
04555132
|
研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
竹内 伝史 中部大学, 工学部(土木工学科), 教授 (70065283)
|
研究分担者 |
山中 英生 徳島大学, 工業短期大学部, 助教授 (20166755)
小谷 通泰 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (00115817)
塚口 博司 京都大学, 工学部, 助教授 (80127258)
赤崎 弘平 大阪市立大学, 工学部, 助手 (20047385)
三星 昭宏 近畿大学, 理工学部, 助教授 (40088414)
|
キーワード | 住区内街路 / 中街路 / 地区交通計画 / 街路運用 / 街路整備 / 住区計画 / 地域社会 / 住民意識 |
研究概要 |
本グループの研究は本試験研究補助金交付研究としては本年度が初年度であるが、これまで十余年にわたって研究会活動をしてきており、その中間成果は1989年公刊の著書、「人と車、おりあいの道づくり(鹿島出版会)」に結実しており、同書は本年3刷を重ねている。また、その後の各員の研究は本研究計画の分担課題に基づいて進められているが、その一部は1992年12月の土木学会土木計画学講習会において講演されている。同講演内容は同時公刊の「地区交通計画(土木学会編,国民科学社)」にまとめられており、同書の執筆者および編集者の主要部を本研究分担者が占めている。 このように各分担者が独自に分担課題の研究を進める一方、研究会としては同一の研究対象地区を選んで、住区内街路における交通実態,路上活動実態,沿道土地利用状況を調査し、道路利用と住区および地域社会形成に関する住民意識を調査して、それぞれの課題に応じた分析を進めることにした。このため、東京都と大阪府下において、いくつかの候補地区を選んで、資料による比較調査と検討を行ない、東京都中野区上鷺宮と大阪府門真,守口両市の石原大倉地区を選抜、両地区について交通実態等の現地調査を行なった。また、住民アンケートのための調査票を討議の上作成、印刷し、実査を行なった。この調査票設計の段階では何回も各員の研究課題の内容が議論され、研究方針が深化され、総合化された。とくに、既成市街地とスプロール中の市街地における中街路整備の重要性とその住区内街路運用と住区計画に与える影響の大きさが確認されたため、この種の街路整備とその効果についての都市計画的研究に重点が措かれることとなった。これに伴い、研究対象地区も計画についての研究段階でさらに追加される可能性を残すこととなった。
|