研究課題/領域番号 |
04555136
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
増田 純雄 宮崎大学, 工学部, 助教授 (70117422)
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研究分担者 |
岡部 聡 宮崎大学, 工学部, 助手 (10253816)
渡辺 義公 北海道大学, 工学部, 教授 (00040999)
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キーワード | 都市下水処理 / 噴流攪拌固液分離槽 / 回転生物膜接触装置 / ハイブリッドシステム / 省エネルギー / 太陽光発電 |
研究概要 |
昨年に引き続き宮崎市木花下水処理場に設置した処理能力100m^3/日のパイロットプラントによる実験的研究を行った。本年度は最初沈殿池を省いて、沈砂池流出水を直接噴流攪拌固液分離槽に流入させるフローにおけるシステムの処理効率を調べた。回転生物膜接触・沈殿装置(RBC)のカバーに太陽光発電パネル(表面積8m^2)を取り付けそこでの発電電力によってRBCを稼動させる実験を行った。冬期間ではあったが晴天日には1日に8時間程度の稼動が可能であった。以下に本年度に得られた成果を記す。 (1)処理流量100m^3/日、接触体回転速度2rpm、Al添加量5mg/l、固液分離槽滞留時間45分の条件において処理水のSS濃度は5mg/l、BODは8mg/l程度であった。 (2)固液分離槽に多孔板を挿入した場合としない場合の実験により、多孔板の通過噴流速度が60cm/s、間隔が20cmにおいて最大のSS除去率が得られることを確認した。 (3)Al添加濃度が高くなる程固液分離槽でのリン除去率は高いが、Al添加濃度が2.5mg/lと低い場合でも、微細な不溶解化リンがRBC生物膜に付着除去され65%程度のリン除去率が得られた。 (4)固液分離槽でSSの90%近くが除去された。分離汚泥の濃縮性は良好で、脱水比抵抗も通常の最初沈殿池汚泥と同等の10^9S^2/gのオーダーであった。
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