研究課題/領域番号 |
04555140
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研究機関 | 西日本工業大学 |
研究代表者 |
佐治 泰次 西日本工業大学, 工学部, 教授 (00037665)
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研究分担者 |
田口 茂久 全国生コンクリート工業組合連合会九州地区本部, 技術部長
薬師寺 照夫 大分県生コンクリート工業組合, 技術委員長
佐藤 嘉昭 大分大学, 工学部, 助教授 (30038111)
永松 静也 大分大学, 工学部, 教授 (70037828)
竹田 吉紹 西日本工業大学, 工学部, 助教授 (70125160)
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キーワード | 産業廃棄物 / 乾燥スラッジ / 廃触媒FCC / 珪藻土 / フレッシュコンクリート / 硬化コンクリート |
研究概要 |
コンクリート混入の廃棄物として、乾燥スラッジ、廃触媒FCC、珪藻土を用いて実験を行っている。強度試験、乾燥収縮試験等、長期間の試験結果を待たないと結論は出ないが、それぞれの研究経過は以下のようである。 1.乾燥スラッジ (1)生コン工場で大量に発生するスラッジ水をコンクリート練り混ぜ水として利用する場合、どの程度の濃度のものまで性能的に許容できるかという実験については、本実験範囲内(スラッジ混入量が対セメント重量比で10%以内)において、フレッシュコンクリートの性状ないしは強度面については特に問的点はないようである。しかし、水セメント比が低いコンクリートについては乾燥収縮が問題点として残る可能性がある。 (2)乾燥スラッジを混和材的に積極的に用いる場合のモルタル実験においては、セメント量の5%程度を乾燥スラッジを代用しても、強度的にも乾燥収縮ひずみの点からも性能的には殆ど問題を生じない結果が得られた。 2.廃触媒FCC 普通コンクリートブロックにFCCを混入した場合の強度試験を行った。JIS規格による最低セメント量の5%程度を減らしてFCCを代用しても、遜色のないコンクリートブロックが得られることが確認できた。 3.珪藻土 極めて多孔質なため吸水性が大きく、コンクリート用材料として用いられる際には減水剤の併用が必要となろう珪藻土を用い、今年度は基礎データを求めるとの観点から減水剤なしのモルタルについて物性を調べた。その結果、珪藻土の存在によるところの強度上昇が確認できた。
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