| 研究分担者 |
槍田 義則 日本電波工業(株), 第1水晶部, 部長
細川 忠和 秩父セメント(株), FC生産部, 主任研究員
野中 秀彦 電子技術総合研究所, 材料科学部, 研究員
荒井 和雄 電子技術総合研究所, 材料科学部, 部長
細野 秀雄 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30157028)
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| 研究概要 |
1)結晶表面の改質に関する基礎研究として電総研で水晶およびシリカガラスにリチウムイオンを打込み,発生する欠陥を名古屋工業大学および東洋大学でESR,ラマン,真空紫外分光器等を用い測定・解析した.Si,Nイオンを打込んだ結果と比較し,XVI International Congress on Glassで報告した[Bol.Soc.Esp.Ceram.Vid.誌に掲載された].
2)日本電波工業(株)で種々の条件で試作した人工水晶試料中の微量不純物を,東洋大学で化学分析し,成長速度が早い結晶ほどアルミニウムおよびアルカリ金属の濃度が高くなることを定量的に確認した.同時に真空紫外吸収スペクトルを測定し,8.0eVにピークを持つ新しいガウス型吸収帯を見出した.この吸収帯の強度が不純物濃度に比例して増すことを確認し,学会で発表した[1992年10月,日本セラミックス協会秋期シンポジュウム].
3)秩父セメント(株)で浮遊帯溶融法で試作した還元性ルチル単結晶を東洋大学で酸化処理し光吸収スペクトルの変化をFTIRおよび可視・紫外分光光度計で測定し解析した.来年度は還元実験と拡散速度の解析を検討する予定.
4)吸蔵ガス分析装置=四重極質量分析器を購入した.5年度予算で申請している雰囲気炉制御系等と組合わせるための基本設計を終了した.
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