研究課題/領域番号 |
04555191
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
魚崎 浩平 北海道大学, 理学部, 教授 (20133697)
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研究分担者 |
国松 敬二 IMRAジャパン(株), 取締役社長
叶 深 北海道大学, 理学部, 助手 (40250419)
近藤 敏啓 北海道大学, 理学部, 助手 (70240629)
嶋津 克明 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助教授 (30109417)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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キーワード | 水晶振動子マイクロバランス / 自己組織化単分子層 / 原子間力顕微鏡 / 走査型トンネル顕微鏡 / 反射赤外分光法 / 電気化学 |
研究概要 |
これまで固体表面分子層の溶液内での観察・測定はいくつかの手法によって、個別に、ばらばらに行われていた。本研究ではこれらの手法を融合した総合解析システムの開発を目的に行い、以下の成果を得た。 1.In-situ FT-IR-水晶振動子マイクロバランス(QCM)同時測定システムの開発 FT-IRを新たに導入し、QCMを電極とする電気化学測定用IRセルを設計、製作した。この結果電極をCaF_2窓に押しつけ、反射IR測定を行いながらQCM測定が可能となり、種々の条件で構築した自己組織化単分子層の電位による界面質量および構造変化の同時追跡を実現した。 2.In-situ UV/VISスペクトル-水晶振動子マイクロバランス同時測定システムの開発 水晶振動子上に数十mmの金属を蒸着する事により、UV/VISスペクトルの光路中に置いてUV/VISスペクトル-EQCMの同時測定が可能なシステムを構築し、ビオローゲンやプルシアンブルーの酸化/還元に伴うスペクトル/質量変化の測定に成功した。 3.STM/AFM-水晶振動子マイクロバランス同時測定システムの開発 STMおよびAFM測定と同時に水晶振動子の周波数変化を取り込むことによって、表面構造と周波数変化との対応を得ることが可能なシステムを構築した。水晶振動子マイクロバランスでは探針と基板の相互作用が応力として周波数変化を引き起こしていることが明らかとなり、全く新しい表面評価法となることが実証できた。
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