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1992 年度 実績報告書

係留系による音響式動物プランクトン鉛直分布計量装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04556026
研究機関東京大学

研究代表者

木村 伸吾  東京大学, 海洋研究所, 助手 (90202043)

研究分担者 杉本 隆成  東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
キーワード動物プランクトン / ADCP / 係留 / 超音波
研究概要

平成4年度は、反射強度測定・記録装置の開発を中心に行った。
1.反射強度の測定精度を向上させるため、デ-タを2バイトで表現するようにした。
2.送信・受信デ-タの雑音除去のためのプログラムを組み、それをロム(Read Only Memory)化して雑音除去フィルタ-を作成した。
3.送信・受信時の雑音の少ないトランスデュ-サ-に交換した。その際、測定精度を上げるため、当初予定していた150kzではなく300kzの発信周波数をもつトランスデュ-サ-を用いることした。
4.現有する超音波流速計は、受信信号を増幅させて一定値としていたため、増幅前の生の信号をAD変換するインタ-フェ-スを作成し交換した。また、送信信号についても同様に信号を検出し、AD変換するインタ-フェ-スを作成した。
5.得られたデ-タが、より確実に記録されるように、記録方式を磁気テ-プ式ではなく半導体式を採用し記録精度を高めた。
本度は、反射強度測定・記録装置の開発など主にハ-ドウェア構築に主眼をおいて研究を遂行し、音響式動物プランクトンの鉛直分布計量装置の開発をほぼ完了することができた。しかし、理論的に精度の高い反射強度を求める方程式を得て、その係数を実験から計算し実験室内でのキャリブレ-ションを行う予行であったが、必ずしも十分な実験を行うことは出来なかった。これは装置の開発と同時進行して実験を行うことに無理があったためであるが、平成5年度に行う現場観測によるキャリブレ-ションと平行して行う予定である。当初、150kzの発信周波数をもつトランスデュ-サ-を使用する予定ではあったが、反射強度の測定精度を向上させるために、観測層の厚さがやや短くなるという欠点はあるが300kzの周波数をもつトランスデュ-サ-に変更した。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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