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1994 年度 実績報告書

魚類の細菌性疾病の診断法及び保菌魚の検索法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 04556027
研究機関北里大学

研究代表者

小林 正典  北里大学, 水産学部, 教授 (30050371)

研究分担者 河原 栄二郎  北里大学, 水産学部, 講師 (80186121)
酒井 正博  宮崎大学, 農学部, 講師 (20178536)
厚田 静男  北里大学, 水産学部, 講師 (80050673)
野村 節三  北里大学, 水産学部, 教授 (30050404)
キーワードウエスタンブロッティング / モノクローナル抗体 / BKD / Renibacterinm salmoninarum / 魚病 / 診断法 / Pasteurella Piscicida / Immuno-PCR
研究概要

最終年度はウエスタンブロッティングを用いた魚病診断とモノクローナル抗体を用いた魚病診断について検討した。すなわち、ドットブロット法は優れた感度を示すが、特異性について問題になることがある。そこで、ドットブロット法で陽性になったサンプルについてウエスタンブロッティングを行った。その結果、Renibacterium salmoninarumは約60Kdに特異的なタンパク質を持つことが確認され、本法でこのタンパク質の存在を確かめることによってBKDの確定診断が可能と考えられる。
また、BKDの原因菌であるR.salmoninarumに対するモノクローナル抗体を作製した。作製されたモノクローナル抗体は、約60Kdの菌体熱抽出タンパク質を認識した。このモノクローナル抗体を用いてBKDの診断を行ったところ、ポリクローナル抗体を用いたときと同様の高い感度が得られた。
さらに、類結節症原因菌Pasteurella piscicidaに対するモノクローナル抗体を用いたImmuno-PCR法を応用して、本菌を高感度に識別可能かどうかについて検討した。その結果、非常に高感度で本菌を識別できることが明らかとなり、魚病診断に実用化できると考えられる。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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