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1993 年度 実績報告書

有明粘土地盤における構造物基礎工法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04556034
研究機関佐賀大学

研究代表者

加来 研  佐賀大学, 農学部, 教授 (10038177)

研究分担者 岩尾 雄四郎  佐賀大学, 理工学部, 教授 (80039289)
三浦 哲彦  佐賀大学, 理工学部, 教授 (00035073)
藤本 昌宣  佐賀大学, 農学部, 教授 (00038241)
甲本 達也  佐賀大学, 農学部, 教授 (60038304)
キーワード有明粘土 / 箱型基礎 / 摩擦杭 / 支持力 / 沈下 / ソイルセメント / 有限要素法解析 / 実大基礎
研究概要

研究代表者加来、分担者甲本は、現地の有明粘土地盤において施工された、7.4m×7.4mの箱型基礎と同じサイズの床版型基礎モデルの盛土試験結果を有限要素法を用いて沈下解析し、箱型基礎工法の沈下制御効果を検討した。これによると、箱型基礎は床版基礎に比べて沈下量を約1/2に制御できることが明らかとなった。
分担者三浦は、攪乱有明粘土を用いた摩擦杭基礎について載荷試験を実施し、支持力・沈下特性を室内実験により検討した。これによると、摩擦杭の支持力は主に杭表面の粘土の付着力によるものであること、などが明らかとなった。
分担者藤本は、前年度に引き続き有明粘土の土質改良効果について室内実験により検討し、セメント、セメント系改良材及び石灰による有明粘土の強度特性の改善効果を検討した。これによると、セメントやセメント系改良材を用いた場合、配合量が少ない場合には粘土は依然粘土的な強度特性を示すのに対し、石灰を用いた場合、粘土は粒状土的な強度特性を示すようになること、などが明かとなった。
分担者岩尾は、前年度に引き続き現地における各種基礎工法についてデータ収集を続行するとともに、現地において実大基礎の載荷実験を実施するとともに、実験結果をとりまとめ中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 甲本達也: "軟弱地盤における箱型基礎の支持力機構" 農業土木学会論文集. 159. 53-56 (1992)

  • [文献書誌] 甲本達也 大塚泰孝 近藤信光: "箱型基礎工法による有明粘土地盤上構造物の沈下制御効果" 農業土木学会論文集. 161. 85-89 (1992)

  • [文献書誌] 甲本達也 近藤信光: "ソイルセメントコラム工法について" 構造くまもと建築構造協議会. 17. 67-73 (1993)

  • [文献書誌] 坂井 晃 甲本達也: "有限要素法解析による軟弱地盤上箱型基礎工法の有効性について" 低平地研究佐賀大学低平地防災研究センター. 3. (1994)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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